英検準2級のリスニングで「何度も音源を聞いているのに点数が上がらない」「Part1は解けるのにPart2・3で内容を忘れる」と困っていませんか。聞き流す時間を増やす前に、問題形式ごとに必要な判断を分けることが大切です。
結論:Part1は返答の自然さ、Part2は会話の目的と変化、Part3は説明の主題と結論を意識します。どのPartでも、先読み→1回解答→ディクテーション→根拠確認→音のつながり→シャドーイングという復習順を固定すると、間違えた原因を見つけやすくなります。
英検準2級リスニングPart1〜3の違い
2026年10月24日に確認した英検公式の試験内容では、リスニングは約25分、全30問、各問題の放送は1回です。3つのPartはそれぞれ10問ですが、答えを選ぶときの着眼点が異なります。最新の形式は英検公式・準2級の試験内容で確認してください。
| Part | 形式 | まず聞くこと |
|---|---|---|
| Part1 | 会話の応答文選択・3肢 | 最後の発話への自然な返答 |
| Part2 | 会話の内容一致・4肢 | 人物・目的・変更点 |
| Part3 | 短い説明文等の内容一致・4肢 | 話題・時系列・結論 |
聞き取れない原因は「音・意味・記憶・設問」に分ける
原因1:文字なら分かるのに音になると分からない
単語を一語ずつ発音した音しか知らないと、連結や弱くなる音を聞き落とします。例えばwant toが会話では一つのまとまりのように聞こえることがあります。スクリプトを見て音源を聞き直し、実際に聞こえた音と文字を対応させます。
原因2:単語は聞こえるが英文の意味が追いつかない
聞こえた順に日本語へ一語ずつ訳すと、次の文を聞き逃しやすくなります。主語・動詞・否定・逆接を先に押さえ、英文のまま状況を思い浮かべる練習をします。分からなかった文は意味のまとまりで区切って音読しましょう。
原因3:聞く場所を決めずに全情報を覚えようとする
会話の細かい数字をすべて記憶しようとするより、誰が何をするか、予定が変わったか、最終的に何を選んだかを押さえます。Part2・3では選択肢の違いを先に見て、聞く目的を決めることが重要です。
Part1|応答問題は最後の一言の役割を判断する
Part1の3択で「聞こえた単語は分かるのに選べない」場合は、Part1応答問題の3ステップとオリジナル練習3問で、質問・依頼・提案への返し方を確認してください。
Part1は会話の最後に続く自然な応答を選びます。疑問詞が聞こえたら、場所・時間・理由など何を尋ねられているかを捉えます。質問でなくても、依頼・提案・謝罪・感謝に対する返答を考えることが必要です。
練習では「Could you help me?」なら依頼、「Why don’t we take a break?」なら提案と、発話の働きを一言でメモします。選択肢の日本語訳だけでなく、会話として自然につながるかを説明しましょう。
Part2|会話は人物・目的・変更点を追う
Part2では、選択肢の人・場所・時間・行動の違いを先に確認します。会話の途中でbutやactuallyなどが出てきたら、最初の予定から変更された可能性があります。最後の決定まで聞き、冒頭だけで選ばないようにします。
会話が苦手な場合は会話リスニングの原因別練習、選択肢を読む時間が足りない場合は選択肢の先読みの順番を使って練習してください。
Part3|説明文は話題・時系列・結論を残す
Part3では、短い説明や物語の内容を聞きます。登場人物が何をしたか、出来事がどの順番で起きたか、最後に何が分かったかを短く整理します。聞きながら全文を書き取ろうとすると、肝心な結論を聞き逃すことがあります。
復習時は「最初→途中→最後」の3枠だけをノートに作り、各枠に日本語を数語でメモします。詳しい方法は説明文で主語・時系列・結論を追う方法にまとめています。
間違えた1問を使う6段階の復習手順
- 先読み:Part2・3は選択肢の違いを確認し、何を聞くか決める。
- 本番どおり1回解答:迷った選択肢にも印を付ける。
- 部分ディクテーション:聞き取れなかった1〜2文を止めながら書く。全文を書き取る必要はない。
- 根拠確認:スクリプトのどの語句が正解を支えるか線を引く。
- 音法の確認:連結・脱落・弱形など、文字と音のずれを確かめる。
- オーバーラッピング→シャドーイング:文字を見ながら音源と同時に読み、慣れたら文字なしで追う。
翌日に同じ問題をもう一度聞き、「答えを覚えていたから正解した」のか「音と根拠が分かったから正解した」のかを区別します。
家庭で今日からできる20分の学習モデル
最初の5分はPart1の応答問題を数問解き、発話が質問・依頼・提案のどれかを分類します。次の5分はPart2かPart3を1〜2問解き、人物・目的・結論のメモを作ります。続く7分で聞き取れなかった箇所をディクテーションし、スクリプトで正解の根拠を確認します。最後の3分でオーバーラッピングとシャドーイングを行います。
保護者の方は「何問正解した?」だけでなく、「どの言葉を聞いて答えを決めた?」と聞いてください。正答数が変わらなくても、根拠を説明できる問題が増えたかを確認すると次の練習を決めやすくなります。
関連記事|技能別の苦手に合わせて戻る
準2級全体の計画は中学生向け8週間ロードマップで確認できます。Part2の会話理解は会話練習、Part3の内容把握は説明文練習、問題前の準備は選択肢の先読みへ進んでください。
無料学習計画・無料相談
聞き取れない原因が音の認識なのか、英文理解なのか、選択肢の判断なのかを分けると、必要な練習が変わります。現在の学習記録をもとに優先順位を整理したい方は、SPIREの無料学習相談をご利用ください。

