英文要約を書き終えたら語数が多すぎて、最後に単語を次々と消した経験はありませんか? 反対に、短くしすぎて本文の中心まで抜けてしまう悩みもあります。
この記事を読むと、要約で残すべき中心情報と、削りやすい例・重複・細部の違いが分かります。意味を崩さずに語数を調整し、最後の確認まで順番に進められるようになります。
そもそも英検準2級プラス要約の語数目安とは

英検準2級プラスのライティングには、英文を要約する問題があります。公式の問題冊子では、解答の目安は25〜35語です。まず本文を読み終えた段階で、目標を30語前後に置くと、増減どちらにも調整する余地を残せます。出題内容や評価観点は変更されることがあるため、受験前には英検公式・準2級プラスの試験内容と公式問題冊子を確認してください(2026年9月13日確認)。
語数だけを達成しても、本文の中心が抜ければ要約になりません。内容・構成・語彙・文法の観点で伝わる答案にするために、先に「何について」「どうなったか」「なぜ・どんな結果か」を一文ずつメモしてから英文にします。
ここで大切なのは、25語を下回らないように本文の文を足すことではありません。本文全体を説明するために必要な関係を、短い英文で再構成します。問題を解く前に、要約は「自分の感想」ではなく、本文の情報を短く伝える問題だと確認しておくと、余分な意見を書きにくくなります。
削る前に、残す情報を三つに分ける

削る判断で迷う原因は、本文の全てを同じ重さで扱ってしまうことです。まず、①話題・主張、②主な理由や変化、③結論や結果、の三つに印を付けます。この三つがそろえば、本文の具体例を全部入れなくても、読み手は要旨を追えます。
例えば、本文に二つの具体例があるなら、両方を訳して並べる必要はありません。主張を支える例なのか、結論を示す例なのかを見て、役割が同じなら一つにまとめます。本文の表現をそのままつなげるのではなく、前後の関係を自分の短い文で言い直すことが大切です。
下書きでは、段落ごとに三語程度の日本語メモを書いても構いません。その後、「本文の中心」を一文目、「理由・変化・結果」を二文目に置くと、情報の優先順位が見えます。最初から英語で完璧にまとめようとせず、残す情報を決めてから英文化する方が、語数の調整も安定します。
削る情報と、短く言い換える方法

例・重複・細部から削る
語数が35語を超えたら、次の順で見直します。最初に削るのは、固有の日時・場所・数字、同じ意味を繰り返す説明、細かい具体例です。次に、二つの短い文を接続詞で一文にできないかを確認します。ただし、主語や時制まで消して意味が曖昧になる短縮は避けましょう。
簡潔で確実な基本語へ言い換える
短くする練習では、名詞を増やしすぎず、動詞を一つ決めます。たとえば「people who use the service」より「users」のように、意味が変わらない範囲で簡潔な語を選べます。一方で、難しい単語を無理に使う必要はありません。正確に使える基本語で、本文との関係が分かる文を作る方が安全です。
理由・結果・対比の関係は残す
語数を減らすために接続詞をすべて消すと、情報の関係が伝わらなくなります。because、so、butなど、理由・結果・対比を示す語は、要点同士をつなぐために残します。「何を削るか」だけでなく、「何を残せば読み手が理解できるか」をセットで考えましょう。
要点選びと言い換えを分けて練習する
詳しい言い換えの基本は、本文の丸写しを避ける言い換え方で確認できます。先に要点が選べない場合は、段落ごとの要点を拾う方法から取り組みましょう。
語数を数え直すときの三段階

書き終えたら、①単語を一語ずつ数える、②25〜35語に入っているかを見る、③本文の中心三つが残っているかを確認する、の順に見直します。語数が足りないときは、例を足す前に、理由と結果のつながりを表す一文を補えないか考えます。
初稿が長くても失敗ではありません。内容を全部書きたくなる自分の癖を知り、二稿で整えることが、試験本番の落ち着いた見直しにつながります。
家庭では、保護者が英文を直すより、「これは本文のどの段落の話?」「なくしても主張は伝わる?」と質問する役に回ると効果的です。答えを本人が説明できれば、次の問題でも自分で削る基準を使えます。毎回、初稿と調整後の語数をノートに残すと、長くなりやすい癖にも気づけます。
塾へ相談する目安

25〜35語に入っていても、本文と違う内容になる、理由だけで結論がない、英文にすると語数が大幅に増える場合は、要点選びと言い換えを分けて練習する必要があります。答案を一枚並べ、どの段階で長くなるのかを特定すると、対策の優先順位が決まります。
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