「英検準2級の英作文で、賛成・反対は決められても理由が二つ出てこない」
「便利だから、と書いたあとが続かない」
このような悩みは、単語や文法だけを増やしても解決しないことがあります。英語を書く前に、テーマを見る角度が一つしかないからです。そこで今回は、川口市・埼玉県周辺で英検準2級を目指す中高生と保護者の方へ、家庭でも使える「理由を作る5つの視点」を紹介します。
2026年9月1日現在、英検準2級の一次試験はリーディング・ライティング80分とリスニング約25分で、ライティングにはEメールへの返信と意見論述が各1題あります。意見論述では、自分の意見とその理由を二つ書くことが求められます。最新の形式は英検公式「準2級の試験内容」で確認できます。
結論:理由はセンスではなく「観点」から作る

理由が思いつかないとき、頭の中で「何か良いことを書かなければ」と考え続ける必要はありません。テーマに対して決まった観点から質問をし、答えやすいものを二つ選べばよいのです。
英検公式の採点案内では、意見論述は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で評価されます。内容では、課題で求められた意見と理由が書かれているかが確認されます。また、理由には説明や具体例を加えると、より説得力が増すと案内されています。詳しくは英検公式「準2級ライティングテストの採点に関する観点」をご覧ください。
つまり、難しい理由を考えるより、「質問に合っている」「二つが区別できる」「短く説明できる」ことを優先するのが基本です。賛成・反対そのものを決められない場合は、先に英検準2級ライティングで賛成・反対を迷わず決める方法も確認してください。
理由を見つける5つの視点

SPIREでは、テーマを見たら次の五つを順番に確認します。すべて使うのではなく、説明しやすい二つを選びます。
1.時間
時間を節約できるか、練習や家族との時間が増えるかを考えます。「早くできる」で止めず、空いた時間を何に使えるかまで考えると説明になります。
2.負担
お金だけでなく、移動、準備、手間の増減も含みます。「安いから」ではなく、「費用が減り、必要な教材を選びやすくなる」のように結果をつなげます。
3.学び
知識、経験、技能、将来の選択肢が増えるかを考えます。学校生活や英語学習に関するテーマでは、具体化しやすい視点です。
4.心身
健康、安全、安心、集中しやすさに変化があるかを見ます。「楽しい」だけで終えず、意欲や継続にどう影響するかまで説明します。
5.周り
本人だけでなく、家族、友人、学校、地域、環境への影響を考えます。一人称の理由と周囲への理由を組み合わせると、二つが重なりにくくなります。
テーマに当てはめる3ステップ

例として、オリジナルの練習テーマ「中学生は放課後に共同の自習室を利用した方がよいと思いますか」を考えてみます。
ステップ1:五つの視点へ短く答える
時間なら「家に帰る前に宿題を終えられる」、学びなら「分からない点を友人と確かめられる」、心身なら「静かな場所で集中しやすい」など、まず日本語で候補を並べます。
ステップ2:違う種類の二つを選ぶ
候補の中から、今回は「時間」と「学び」を選びます。同じ意味の言い換えを二つ並べるより、役割の異なる理由を選ぶ方が文章の流れを作りやすくなります。
ステップ3:「その結果」を一つ足す
「宿題を早く終えられる。その結果、家では復習に時間を使える」「友人に質問できる。その結果、難しい内容を理解しやすい」と伸ばします。ここまで日本語で作ってから、自分が確実に使える英語へ直します。
最初から英語だけで考えると、発想と英訳を同時に行うことになります。日本語の理由は出るのに英語にできない場合は語彙・文法の課題、候補そのものが出ない場合は発想の課題です。つまずきを分けることで、必要な練習が見えます。
家庭でできる5分発想練習

家庭では、毎回全文を書かなくても構いません。新しいテーマを一つ用意し、5分で次のメモを作ります。
- 質問を短い日本語にする
- 五つの視点から理由候補を三つ出す
- 重ならない二つを選ぶ
- 各理由に「その結果」を一つ足す
- 書けそうな側を自分の意見にする
保護者の方は、英語の正誤をすぐ直すより、「その理由は時間・負担・学び・心身・周りのどれ?」「二つは同じ話になっていない?」と質問してください。本人に分類させると、自分で答案を見直す習慣につながります。
慣れてきたら、同じテーマについて賛成側と反対側の両方で候補を出します。本音にこだわらず、書きやすい側を選ぶ柔軟さも身につきます。過去問や練習問題の本文を暗記するのではなく、観点を再利用することが目的です。
塾へ相談する目安

次の状態が続く場合は、模範解答を増やす前に、考え方と答案のつながりを確認した方がよいでしょう。
- 五つの視点を使っても候補が一つしか出ない
- 二つの理由が毎回ほぼ同じ内容になる
- 日本語では説明できるのに英文に直せない
- 理由と具体例が質問からずれる
- 添削を受けても、次のテーマで同じところに止まる
SPIREでは、完成した英文だけでなく、書く前の日本語メモも確認します。発想、意見決定、英文化、文法、見直しのどこで止まっているかを分ければ、次に行う練習を具体的にできます。無料相談の際は、途中で止まった答案やメモもお持ちください。
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