「FirstもSecondも書いているのに、構成が分かりにくいと言われる」。英検準2級の英作文で、型を覚えたはずなのにうまく使えないことがあります。つなぎ言葉を難しく変える前に、二つの言葉がどこで何を紹介しているかを確かめましょう。
大切なのは、理由一つとその説明をひとまとまりにすることです。この記事では、意見論述の答案を組み立てる順番と、家庭でできる確認方法を紹介します。英文の細かな間違いを直せない保護者の方も、話のまとまりを見る練習には参加できます。
First・Secondは理由の順番を示す目印

意見論述で使うFirstは「一つ目の理由」、Secondは「二つ目の理由」の始まりを読み手に知らせます。一つ目の説明がまだ終わっていないのにSecondを置くと、どこまでが同じ理由なのか分かりにくくなります。
英検公式は、構成の観点で文章の流れが明確で論理的かを見ています。接続表現を効果的に使うよう案内していますが、特定の型を丸暗記するだけで得点や合格が決まるわけではありません。内容がずれていれば、First・Secondを入れてもそのずれは解消されません。
2026年9月2日、英検公式・準2級ライティングの採点観点を確認しました。準2級には別にEメール問題もありますが、ここで扱うのは意見と二つの理由を書く意見論述の構成です。
まずは五つの役割を順番に置く

書き始めは、次の五つの役割に分けると整理しやすくなります。これは練習用の目安であり、公式が指定する文数ではありません。
- 意見:質問への自分の答えを決める。
- 理由1:First, のあとに一つ目の根拠を書く。
- 説明1:理由1が伝わる説明や具体例を加える。
- 理由2:Second, のあとに別の根拠を書く。
- 説明2:理由2を具体的に説明する。
例えば「学校で料理を学ぶこと」を題材にすると、「生活に使える技能」と「他の文化への理解」を分けて考えられます。次は構成練習のために作ったオリジナル英文です。実際の試験問題の解答ではありません。
I think students should take cooking classes at school. First, they can learn useful skills. They can make simple meals for themselves in the future. Second, they can learn about other cultures. For example, they can cook dishes from different countries with their classmates and learn about the ingredients used there.
この例は51語です。Firstのまとまりは「役立つ技能→自分で食事を作れる」、Secondのまとまりは「文化→他の国の料理や食材を知る」とつながっています。二つの理由は、どちらも最初の意見を支えています。
準2級の英作文の語数目安は50〜60語です。英検公式・準2級解答用紙サンプルでも確認できます(2026年9月2日確認)。語数を合わせるために、必ず長い前置きや意見の繰り返しを足す必要はありません。まず必要な内容を伝えることを優先します。
構成が崩れる三つの使い方

Secondのあとも一つ目の理由を説明している
「First, 時間を節約できる。Second, 移動しなくてよい」と書いた場合、後半が前半の理由の説明になっているかもしれません。二つの利点として十分に区別できるのかを確認し、単なる説明ならFirstのまとまりに残します。
理由と説明が交互にならず、離れている
理由1、理由2、説明1、説明2の順でも文脈によっては伝わります。ただ、書き慣れない段階では説明先を取り違えやすくなります。まずは説明を直前の理由につけて、読み手が行き来しなくてよい順番を練習しましょう。
FirstやSecondのあとが文になっていない
「First, useful for students.」では、主語と動詞が足りません。「First, students can learn useful skills.」なら、誰が何をするかが明確です。目印のあとにも文の骨組みが必要で、Becauseから始める場合も主節とのつながりを確かめます。
家庭では二色で理由と説明を確認する

家庭では、書き終えた答案の理由1と説明1に青、理由2と説明2に別の色で線を引きます。その後、最初の意見を指さしながら「この二組が、どちらもこの意見の理由になっている?」と確かめます。
本人が色分けできない箇所は、役割が曖昧な可能性があります。保護者が正解の順番へ並べ直すのではなく、「この文は理由? それとも理由を説明する文?」と尋ね、本人に移動させてもらいましょう。
練習用には、一文ずつ小さな紙に書いて並べ替える方法も使えます。英語に直すと急に分からなくなるなら、同じ内容を日本語のメモでも並べて比較します。理由そのものが出ない場合は、先に理由を見つける5つの視点を確認してください。構成と発想を分けると、取り組む課題を絞れます。
型を覚えても書けないときの相談目安

どの文がどの理由の説明なのか自分でも分からない、二つの理由がいつも同じ意味になる、英文の順番を直しても次の題材で再び崩れる。このようなときは、単語の追加よりも答案の組み立てを一緒に点検する支援が役立ちます。
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