英検準2級の英文を書いても、「正解が一つではないので、家でどう直せばよいか分からない」と感じる生徒は多いものです。保護者も、英文法の細部まで教えられないと添削をためらうかもしれません。
この記事を読むと、内容・構成・語彙・文法の4観点で答案を確認し、家庭でも次に直す点を一つ選べるようになります。模範解答に似せるのではなく、観点ごとに見直す自己添削の順番を説明します。
自己添削で見る四つの観点

英検準2級の意見論述は、英検公式が示す内容・構成・語彙・文法の観点で確認します。2026年9月10日に英検公式のライティング採点観点と準2級の試験内容を確認しました。
内容は質問への答えと理由、構成は情報の順序やつながり、語彙は課題に合う言葉の使用、文法は文の形や誤りの程度を見るものです。家庭で点数を断定する必要はありません。「条件を満たしたか」「読み手に伝わるか」「次に直す一つは何か」を探すための枠として使います。
なおEメール問題は求められる内容が異なります。返答と二つの質問が入っているかを先に確認し、問題形式を混同しないようにしましょう。
内容を先に確認する

最初に文法から赤字を入れると、質問に答えていないという大きな問題を見落とします。意見論述なら、設問に対する賛成・反対が明確か、意見に合う理由が二つあるか、同じ理由を言い換えただけになっていないかを確認します。
内容チェック
- 最初の文で自分の意見が分かる
- 理由が二つに分かれている
- 各理由のあとに説明または結果がある
- 質問と関係のない話へそれていない
理由が短いときは「誰にとって」「なぜ」「その結果」「たとえば」のどれか一つを足します。語数を増やすための繰り返しではなく、読み手が納得できる情報を足すことが目的です。
構成とつながりを確認する

次に、意見、理由一、説明、理由二、説明、結論の順に並んでいるかを見ます。First、Second、For example、Thereforeなどの表現は、入れるだけで評価される飾りではありません。前後の関係を読み手へ示す道しるべとして使います。
自己添削では、各文の役割を日本語で余白に書くと分かりやすくなります。「意見」「理由」「例」と付けられない文は、役割が曖昧かもしれません。文の順番を変えるだけで読みやすくなる場合もあります。
構成が崩れやすい場合は、先に枠を作ってから書くFirst・Secondの使い方も参考にしてください。
語彙・文法を絞って直す

語彙では、難しい単語の数ではなく、意味が合っているか、同じ語ばかり繰り返していないかを確認します。覚えた表現を無理に入れて意味がずれるより、知っている語で正確に書く方が安全です。知らない日本語は、主語・行動・結果へ分けて簡単な英語に言い換えます。
文法は、主語と動詞、単数・複数と冠詞、時制、スペルの順で見ます。一度に全種類を探すと見落とすため、一周目は動詞、二周目は名詞というように焦点を変えます。
直した後に残す記録
- 今回いちばん多かったミス
- 次回使いたい一文
- 次の答案で最初に確認する項目
答案を真っ赤にするより、同じミスを次回一つ減らす記録の方が学習につながります。
直した箇所を次の答案で使い直す
自己添削は、赤字を入れた時点で終わりではありません。直した文から一つだけ選び、主語や話題を変えて新しい文を作ります。たとえば単数・複数を直したなら、翌日は別の名詞で同じ確認をします。接続語を足したなら、別の理由にも同じつなぎ方を使います。修正した理由を自分の言葉で説明できるかまで確かめると、模範解答を写すだけの復習になりません。
答案には色を増やしすぎず、内容は青、構成は緑、語彙・文法は赤など、観点を固定すると変化を追いやすくなります。毎回すべての誤りを拾う必要はありません。次の答案で再発を防ぎたい項目を一つ決め、用紙の上部に短く書いてから練習を始めます。「理由を二つ分ける」「主語と動詞を確認する」のような行動に直せば、本番前にも思い出しやすくなります。
保護者の関わり方と相談の目安

保護者の方は英語をすべて訂正しなくても構いません。「質問への答えはどこ」「二つの理由は違う内容」「この文は何を説明している」と尋ねるだけで、内容と構成の確認を支援できます。正しい英文を代わりに作るより、本人が説明できない部分を見つけることが大切です。
毎回同じ観点で止まる、何を直したか本人が説明できない、模範解答を書き写すだけになる場合は、答案を持参して添削を受ける目安です。書いた英文だけでなく、設問の読み取りや理由メモから確認すると原因を切り分けられます。
英検対策は、級ごとの出題形式と一人ひとりの課題を理解した英検専門塾で学ぶことが効果的です。SPIREがあなたを合格へ導きます。現在、無料相談を随時受け付けています。

