英検3級の英作文を書き終えたのに、語数を数え直すたびに数字が変わり、「文法も直したいけれど、どこから見ればよいか分からない」という経験はありませんか? 一つのミスを直したら別の文まで不自然になり、時間だけが減って焦ることもあります。
この記事では、採点で見られる4つの観点を踏まえ、答案を内容・構成→語数→文法・語彙の順に3分で確認する方法を紹介します。読み終えると、25〜35語に整えながら、得点に関わる見落としを自分で減らせるようになります。
そもそも英検3級ライティングでは何を見られる?

意見と理由2つを25〜35語で書く
英検3級の意見論述では、QUESTIONに対する自分の考えと、その理由を2つ書きます。解答の目安は25〜35語です。大切なのは、難しい英語を増やすことではなく、質問に正面から答え、理由が読み手に伝わる形にすることです。
解答欄を見る前にQUESTIONの中心語へ印を付け、「YesかNoか」「何について理由を述べるか」を日本語で一言確認すると、話題のずれを防ぎやすくなります。書き方の基本から練習したい場合は、英検3級ライティングの型と例文も先に確認してください。
採点は内容・構成・語彙・文法の4観点
日本英語検定協会は、英作文を「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点で採点し、各観点0〜4点、合計16点と案内しています。質問に対応していないと、すべての観点で0点になる場合があります。また、極端に短い答案や理由が1つだけの答案は、減点対象になり得ます。
つまり、見直しでは細かなスペルより先に、質問への答えと理由2つがそろっているかを確かめるのが合理的です。試験形式と採点観点は2026年9月30日に、英検公式の3級ライティング採点案内および3級の試験内容で確認しました。
最初に内容と構成を確認する

QUESTIONの語を使って意見を固定する
最初の文は、QUESTIONに対する答えになっているかだけを見ます。例えば Do you like studying with a friend? なら、Yes, I do. や No, I do not. から始めれば立場が明確です。途中で反対の内容を書いていないかも確認しましょう。
FirstとSecondの後ろに別々の理由を置く
次に、First, と Second, の後ろに異なる理由があるかを見ます。同じ内容の言い換えでは、理由が2つ伝わりません。「助け合える」と「学んだことを長く覚えられる」のように、役割の違う理由を選びます。理由が浮かばないときは、理由を2つ作る考え方で、人・時間・気持ちなどの切り口を使ってください。
内容確認用の28語例
Yes, I do. First, we can help each other when a problem is difficult. Second, talking about our answers helps me remember important points for a long time.
この例は「賛成→理由1→理由2」の順で、質問から外れずに28語へ収まっています。丸暗記するのではなく、自分の立場と理由に置き換えて練習することが重要です。
25〜35語へ無理なく整える

文を書き終えてから左から数える
一文ごとに数えると、書き直した場所で重複しやすくなります。答案が完成してから、左から順に単語の下へ小さな点を打ち、5語ごとに区切りを付けると数え直しが減ります。数えた後に語句を加除したら、その文から最後までだけ数え直します。
短いときは理由の説明を一つ足す
25語未満なら、理由を新しく増やすより、既にある理由へ「いつ」「誰と」「どのように」を足します。例えば It is fun. を It is fun to practice together after school. にすれば、内容も具体的になります。質問と関係のない飾り文を増やすのは避けましょう。
長いときは重複と弱い修飾語を削る
35語を超えたら、同じ意味の表現、なくても意味が変わらない very、長すぎる導入から削ります。二つの理由そのものを消すのではなく、各理由を短い一文にします。語数は「広げる」より「整える」ための目安として使うと、内容を壊しにくくなります。
文法と語彙を短時間で見直す

主語と動詞を一組ずつ囲む
各文で主語に一本線、動詞に二本線を引きます。主語が he や she なら現在形の動詞に-sが必要か、主語が複数なら動詞を原形にするかを確認します。文が長くて動詞が見つからない場合は、二つの短い文に分けた方が安全です。
時制・単複・冠詞を同じ順で見る
次に、現在の習慣なら現在形、過去の出来事なら過去形になっているかを確認します。その後で、名詞の単数・複数、a や an の抜けを見ます。一度に全部探さず、「時制→複数の-s→冠詞」の順を毎回固定すると、見落としが減ります。基礎文法に不安がある場合は、中学文法の優先順位も参考にしてください。
語彙は難しさより意味の正確さを優先する
覚えたばかりの難語を無理に使うより、意味とつづりを確実に分かる語を選びます。最後に文頭の大文字、ピリオド、スペルを確認します。文法修正で意味が変わりそうなら、知っている短い表現へ戻すのが実戦的です。Eメール問題とは解答の役割が異なるため、混同しやすい場合は3級Eメール問題の3ステップで違いを整理してください。
3分チェックリストと家庭での進め方

3分は1分ずつ役割を分ける
- 1分目:QUESTIONへの答え、意見、別々の理由2つを確認する。
- 2分目:語数を数え、25〜35語へ追加または削除する。
- 3分目:主語と動詞、時制、単複、冠詞、スペル、句読点を見る。
毎回同じ順番にすると、試験本番でも「何を見ればよいか」で迷いません。練習では3分のタイマーを使い、終わらなかった項目だけ次回の重点にします。
保護者は答えを直さず、確認項目を尋ねる
家庭では、保護者が英文を書き換えるのではなく、「質問に答えた?」「理由は二つ違う?」「語数は範囲内?」と順に尋ねます。本人が自分で該当箇所へ印を付ければ、見直しの手順が身につきます。できた項目を先に確認し、誤りは一度に一種類だけ直すと負担が増えません。
相談する目安
週2〜3回練習しても、質問から内容が外れる、25語へ届かない、主語と動詞を自分で見つけられない状態が続くなら、答案を持参して第三者に見てもらう目安です。単なる正誤だけでなく、4観点のどこで止まっているかを切り分けると、次の練習が具体的になります。
英検対策は、級ごとの出題形式と一人ひとりの課題を理解した英検専門塾で学ぶことが効果的です。SPIREがあなたを合格へ導きます。現在、無料相談を随時受け付けています。

