英検2級の英文要約を解こうとして、どの文を残せばよいか分からず、本文をほぼ写してしまった経験はありませんか?要点は選べても、45〜55語に収めようとすると情報を削りすぎる、言い換えで文法が崩れるという悩みも起こりやすいものです。
この記事では、3段落を「話題・利点や理由・問題点や結果」に分け、各段落から一つずつ要点を拾い、短い英文へ組み直す手順を解説します。読み終えると、最初の一文から迷わず、答案を自分で点検できるようになります。
英検2級の英文要約とは

公式問題では45〜55語でまとめる
日本英語検定協会の2026年度第1回問題では、英文の内容を45〜55語で要約するよう指示されています。解答が要約になっていないと判断された場合は0点となることがあるため、本文の一部だけを書き写すのではなく、文章全体の流れを残す必要があります。公式情報は2026年10月5日に2級一次試験問題で確認しました。
翻訳ではなく情報を圧縮する課題
要約は、すべての文を短く訳す課題ではありません。具体例、細かな数字、同じ内容の言い直しを外し、「何について」「どんな利点や理由があり」「どんな問題や結果があるか」を残します。日本語で一行に整理してから英語にすると、本文の語順に引っ張られにくくなります。
意見英作文との違いを分ける
2級ライティングには英文要約と英作文が各1題あります。要約では自分の賛否や新しい理由を足さず、本文に書かれた情報だけをまとめます。出題形式は英検2級の試験内容で確認できます。
3段落の役割をつかむ

第1段落は話題と背景
最初の段落では、繰り返し出る名詞と最初の中心文を探します。「最近ある活動を選ぶ人が増えている」「新しい仕組みが使われ始めた」のような、文章全体の主題を一文でメモしてください。導入の細かな例は、通常は残しません。
第2段落は利点や理由
次の段落では、理由を示す because、利点を並べる also、結果を示す so などに注目します。利点が二つあっても、同じ方向なら一つに束ねられます。たとえば「費用を減らせる」「時間も節約できる」は、people can save time and money のようにまとめられます。
第3段落は問題点や結果
However や On the other hand で始まる段落は、前段落との対比が要点です。欠点を全部並べず、最も大きい問題とその結果を結びます。段落ごとに「主語+動詞」のメモを一つ作ると、三つのメモだけで文章の骨格ができます。
45〜55語にまとめる基本手順

手順1:各段落を日本語で一行にする
本文を読み終えたら、第1段落は「話題」、第2段落は「利点」、第3段落は「問題」と欄を分けます。各欄は日本語で15字程度の短いメモにします。英文をそのまま抜き出す前に内容を理解するための工程です。
手順2:主語と動詞から英文を作る
三つのメモを英語にするときは、まず主語と動詞を決め、その後に目的語や理由を足します。長い関係詞や難しい構文は不要です。同じ名詞が続くときは they や this method を使い、but や however で対比を示すと流れが明確になります。
手順3:語数を調整して文法を確認する
45語未満なら重要な理由や結果を補い、55語を超えたら具体例、重複する形容詞、なくても意味が通る副詞から削ります。最後に、主語と動詞の一致、時制、単数・複数、冠詞、スペルを確認します。本文全体の時間配分は英検2級リーディングの時間配分も参考にしてください。
独自例で3段落を要約する練習

題材を三つのメモに変える
練習用に「学校でデジタル教科書を使う生徒が増えている」「軽くて検索しやすい」「画面を長く見ると疲れ、充電切れも起こる」という独自の3段落を考えます。メモは①利用増加、②持ち運びと検索、③疲労と電池の問題、の三つで十分です。
残す情報と捨てる情報を決める
端末の色、ある生徒の感想、授業名などは具体例なので外します。一方、「利用する人」「主な利点」「問題点」は文章の方向を決めるため残します。迷ったら、その情報を削っても筆者の結論が変わらないかを確認してください。
答案は内容・構成・語彙・文法で見る
語数だけ合っていても、話題が抜けたり、本文にない意見を加えたりすると要約になりません。①三段落の要点がある、②対比が分かる、③同じ表現の連続を避けた、④基本文法が正しい、の順で点検します。文法の弱点が多い場合は英検2級の文法対策へ戻りましょう。
次の練習:中心文の選び方をさらに具体化した英検2級要約でキーセンテンスを見つける方法では、残す情報と捨てる情報を独自例で確認できます。
\n
家庭で続ける方法と塾へ相談する目安

20分を読む・書く・直すに分ける
家庭学習では、6分で段落メモ、9分で英文作成、5分で語数と文法確認という流れから始めます。毎回同じ手順にすると、時間不足の原因が読む段階か、書く段階か、見直し段階かを切り分けられます。
保護者は正解を作らず過程を確認する
保護者は英文を代わりに直すのではなく、「各段落のメモは一つずつあるか」「本文にない意見を足していないか」「見直しの時間を残したか」を確認してください。答案と修正後の文を残すと、同じミスの繰り返しが見えます。
添削を相談する目安
3回練習しても要点が選べない、55語を大きく超える、文法ミスで意味が通らない場合は、答案を持参して原因を見てもらうのが効率的です。単語・読解・文法のどこへ戻るべきかも一緒に判断できます。
英検対策は、級ごとの出題形式と一人ひとりの課題を理解した英検専門塾で学ぶことが効果的です。SPIREがあなたを合格へ導きます。現在、無料相談を随時受け付けています。

