「英検3級の面接で答える練習はしているのに、入室後いつ座るのか、問題カードをいつ見るのかが分からず止まってしまう」という経験はありませんか? 音読や質問への答えは準備できても、黙読から音読への切り替えや、カードを裏返すタイミングが曖昧だと、本番では普段より緊張しやすくなります。
保護者の方も、家庭で質問だけを出すべきか、入室から退室まで再現すべきか迷うことがあります。この記事を読むと、英検3級二次試験の順番と各場面で行うことが分かり、約5分の通し練習を家庭で組み立てられるようになります。
そもそも英検3級二次試験とは

英検3級の二次試験は、面接委員1人と英語で行う約5分の個人面接です。30語程度のパッセージを音読した後、内容について1問、イラストについて2問、受験者自身について2問の計5問に答えます。
英検公式では、応答内容だけでなく、発音、語彙、文法・語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度なども評価観点として示されています。難しい表現を暗記するより、質問を聞き、短くても相手へ返そうとする練習が重要です。
形式と当日の流れは2026年9月30日に、英検公式・3級の過去問と試験内容、英検公式・3級の試験内容詳細、英検バーチャル二次試験で確認しました。
| 場面 | 受験者がすること |
|---|---|
| 入室前半 | 入室、面接カードを渡す、指示後に着席、氏名と級の確認 |
| カード前半 | 問題カードを受け取り、20秒黙読、音読、No.1~No.3 |
| カード後半 | カードを裏返し、No.4・No.5、カードを返して退室 |
入室から問題カードを受け取るまで

入室したら面接カードを渡す
係員の指示で面接室へ入り、面接委員へ面接カードを渡します。ドアの開閉や挨拶を完璧な型にすることより、相手の指示を聞き、落ち着いて次の動作へ移ることを優先してください。
「座ってください」の指示を待つ
面接カードを渡した後は、面接委員の指示に従って着席します。先に座る癖をつけず、家庭練習でも質問役が着席を促してから座るようにします。その後、氏名と受験級を確認され、簡単な挨拶があります。
問題カードは受け取ってから内容を見る
挨拶の後、パッセージとイラストが印刷された問題カードを受け取ります。ここまでを毎回同じ順序で練習すると、「次に何をするのか」という不安が減り、カードの内容へ集中しやすくなります。
黙読・音読からNo.3までの流れ

20秒の黙読で意味の区切りを見る
問題カードを受け取ると、パッセージを20秒間黙読するよう指示されます。すべてを日本語へ訳すのではなく、タイトル、主語と動詞、理由を表す語、文の区切りを確認します。知らない単語一つで止まらず、文全体の話題をつかみます。
音読はタイトルから始める
黙読後、音読するよう指示されたら、英語のタイトルから読みます。速さを上げるより、意味のまとまりで区切り、相手に届く声量で最後まで読むことを優先します。読めない語があっても長く止まらず、分かる音で続けましょう。
No.1はパッセージ、No.2・No.3はイラストを見る
No.1は音読した内容についての質問です。質問語を聞き、パッセージの該当箇所を探して答えます。No.2とNo.3では、イラスト中の人物の行動や物の状況を説明します。この3問までは問題カードを見て答えられます。具体的な答えの組み立ては、英検3級面接の本文・イラスト問題の答え方で練習できます。
No.3の後、面接委員からカードを裏返すよう指示されます。指示より先に伏せる必要はありません。英語の指示を聞き取る力を補いたい場合は、英検3級リスニングの聞き取り練習も活用してください。
No.4・No.5から退室までの流れ

カードを見ずに自分のことを答える
No.4とNo.5は、日常生活の身近な事柄など、受験者自身について答える問題です。カードの話題と直接関係しない質問も含まれます。まず質問への答えを一文で示し、余裕があれば理由や具体例を一文加えます。練習手順は、英検3級面接の意見質問で沈黙しない方法で詳しく確認できます。
たとえば週末にすることを聞かれたら、難しい説明を作らず、I usually play tennis with my friends. のように主語と動詞のある文を終える練習をします。文法で迷う場合は、英検3級で必要な文法の確認順へ戻り、よく使う時制や疑問詞を整理してください。
聞き返しは自然に一度行う
質問が聞き取れないとき、自然な流れで一度聞き返すこと自体は公式上、減点対象になりません。ただし、毎問機械的に聞き返す、何度も繰り返す、答え始めた後に長く止まる状態は避けます。家庭では Could you say that again, please? を必要な場面で使う練習をします。
問題カードを返してから退室する
試験が終わったら、問題カードを面接委員へ返し、挨拶をして退室します。カードを持ったまま立つ、椅子を大きく動かして慌てるといった動作も、通し練習で気づけます。退室後は控室へ戻らず、会場の案内に従います。
家庭でできる通し練習と保護者の確認事項

最初は場面を三つに分ける
1回目は「入室からカード受け取り」、2回目は「黙読からNo.3」、3回目は「No.4から退室」と分けて練習します。動作と英語が安定したら、約5分を目安に最初から最後まで通します。8週間の学習全体へ面接を組み込む場合は、英検3級の8週間学習モデルも参考になります。
保護者は三つだけ確認する
- 指示を聞いてから動けたか
- 質問に対応する主語と動詞のある文を終えたか
- 声量と視線が相手に届いていたか
発音や文法の誤りを途中で全部止めると、やり取りが続きません。通し練習中は記録だけし、終了後に一度に一つ直します。録音する場合は家庭内の自己練習だけに使い、試験会場では録音できません。
塾へ相談する目安
流れを覚えても質問の意味をほとんど取れない、No.1の根拠を文章から探せない、No.4・No.5が毎回一語で終わる、家庭練習では話せても相手が変わると黙ってしまう場合は相談の目安です。原因を聞き取り、文法、発想、緊張のどこにあるか分けると、必要な練習へ絞れます。
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