意見と理由を書いたのに、数えると40語前後で止まり、同じ言葉を足して語数を埋めた経験はありませんか? 接続表現を増やしても内容が薄い、具体例をどこへ入れるか分からない、という悩みもあります。
この記事を読むと、理由の後へ「なぜ・結果・具体例」を加える順番が分かります。同じ内容を繰り返さず、50〜60語を目安に説明のある英作文へ広げられるようになります。
そもそも準2級英作文の語数不足とは

2026年9月5日に英検公式情報を確認したところ、準2級の一次試験ではライティングとしてEメール1題と、質問に対する意見論述1題が出題されます。リーディング・ライティングの試験時間は80分です。形式は今後変わる可能性があるため、受験前には英検公式「準2級の試験内容」も確認してください。
英検公式の準2級問題冊子では、意見論述は50〜60語が目安と示されています。ただし、目標は単に50語を超えることではありません。公式の採点観点は「内容・構成・語彙・文法」の4つです。特に内容では、意見とそれに沿った理由2つに加え、理由を支える説明や具体例を充実させることが勧められています。
したがって、40語から50語へ伸ばすときに最初に見る場所は、結論文や飾りの表現ではなく、理由1と理由2の直後です。それぞれに説明を1文ずつ置ければ、内容の厚みと語数を同時に整えやすくなります。
英検準2級ライティングで語数が足りない3つの原因

原因1:理由を名詞や短い形容詞で終えている
「便利だから」「楽しいから」「安いから」は理由の入口です。しかし、それだけでは何が便利なのか、誰にとってどんな良さがあるのかが伝わりません。公式の採点案内でも、便利さや安さが何につながるか、具体的な説明を加えるよう示されています。
原因2:二つの理由を書いたら完成だと思っている
問題文に「理由を二つ」とあるため、理由を二つ並べれば終わりだと考えがちです。実際には「意見→理由1→説明1→理由2→説明2」と組み立てると、読み手が論理を追いやすくなります。説明は新しい理由ではなく、直前の理由を掘り下げる役割です。
原因3:日本語の段階で材料が少ない
英文を書き始めてから語数を増やそうとしても、伝える材料がなければ同じ内容の繰り返しになります。英語にする前に、理由ごとに「理由の先」を日本語で一言メモしておく必要があります。日本語メモが作れない場合は、単語暗記よりも発想と具体化の練習が先です。
内容を無理なく増やす4つのチェック項目

理由を書いたら、次の四つから答えやすいものを一つ選んでください。すべてを入れる必要はありません。一つの理由に対して一つの補足で十分です。
- 誰に:その利点や問題は誰に関係するか
- なぜ:なぜそうなるのか
- 結果:その結果、何ができる・減る・変わるのか
- 例:学校生活や日常生活では、どんな場面があるか
たとえば「オンライン教材は便利だ」という理由なら、「家でも使える」「分からない部分を繰り返せる」「通学時間がいらない」など、便利さの中身を一つに絞ります。そこから「忙しい生徒も短い時間で復習できる」のように、誰にとってどんな結果があるかを続けます。
ここで大切なのは、もっともらしい長文を作ることではありません。知っている単語で正確に言える範囲まで内容を小さくすることです。難しい表現を無理に使うより、主語と動詞が明確な短い文を足すほうが、文法ミスも抑えやすくなります。
理由から具体例へ広げる考え方は、関連記事「理由を具体例まで広げる方法」でも詳しく解説しています。
家庭でできる「15分・二段階」練習

前半5分:英語を書かずに材料を増やす
問題を読んだら、まず日本語で「意見・理由1・説明1・理由2・説明2」を一行ずつ書きます。理由のあとに、先ほどの「誰に・なぜ・結果・例」のどれを使ったか印を付けましょう。この段階では英語の正しさを気にせず、内容のつながりだけを確認します。
後半10分:短い英文にして語数を数える
日本語メモを、知っている英語に直します。完成後は語数だけでなく、各文の役割を色分けしてください。意見、理由、説明が見分けられれば、どこが薄いかが分かります。語数が足りなければ、説明のない理由を探します。反対に、同じ色の文が何度も続くなら、重複している可能性があります。
保護者の方は英文の添削をしなくても構いません。「理由のあとに、その理由を詳しくする文がある?」「その説明は最初の意見につながっている?」と確認するだけで十分です。正解を教えるより、お子さま自身に文の役割を説明してもらうほうが、次の問題にも使える力になります。
塾へ相談したほうがよい目安

次の状態が続く場合は、語数だけでなく答案の作り方を一度整理することをおすすめします。
- 毎回40語前後で止まり、追加する場所が分からない
- 同じ意味の文を言い換えて語数を増やしている
- 理由は二つあるが、説明や具体例がない
- 補足すると最初の意見から話がずれる
- 語数を増やすほど文法ミスが急に多くなる
語数不足の原因は、生徒によって「発想」「構成」「語彙」「文法」のどこにあるかが異なります。完成答案だけでなく、日本語メモと書き直し前の答案も一緒に見ると、必要な練習を切り分けやすくなります。
英検公式の準2級ライティング採点観点でも、関係のない情報を足すと英文の流れが分かりにくくなる場合があると示されています。語数を増やすことと、内容を散らかすことは別です。理由とつながる一文を選ぶ習慣をつけましょう。
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※試験形式・採点情報は2026年9月5日に英検公式サイトで確認しました。最新情報は必ず公式ページをご確認ください。

