Eメールの下線部を見ても、何を二つ質問すればよいか思いつかなかった経験はありませんか? 質問の内容は決まっても疑問文の語順に迷う、二つとも同じ答えになる、という悩みもあります。
この記事を読むと、下線部を「人・物・場所・活動」に分け、まだ書かれていない特徴を二つ選ぶ手順が分かります。疑問詞の文とYes/Noの文を使い分け、重ならない質問を作れるようになります。
そもそも準2級Eメールで求められる質問二つとは

2026年9月9日に確認した英検公式の準2級問題冊子では、Eメール本文の下線部について、特徴を問う具体的な質問を二つ書くよう求めています。語数の目安は40〜50語で、相手のEメールに対応していない答案は0点となることがあります。準2級の試験全体の現行形式は、英検公式「準2級の試験内容」でも確認できます。
大切なのは、疑問符を二つ置くことではありません。下線部と関係があり、相手の説明だけでは分からない点を具体的に聞くことです。
たとえば、メールに「新しい放課後クラブ」が登場したとします。本文ですでに「火曜日に活動する」と書かれているのに、When do you meet? と聞けば、相手が伝えた内容を読み落とした質問になります。まず「書いてあること」と「まだ書いていないこと」を分けましょう。
下線部を「人・物・場所・活動」に分ける

質問が思いつかない生徒には、下線部の種類を最初に決めてもらいます。種類が分かれば、確認する観点を狭められるからです。
- 人:年齢、仕事、得意なこと、知り合ったきっかけ
- 物:色、大きさ、値段、使い方、入手した場所
- 場所:位置、広さ、利用時間、できること、行き方
- 活動:日時、頻度、参加人数、必要な物、始めた理由
ここで、候補を一つだけ考えるのではなく、三つほど日本語で出すのがコツです。その中から、本文に答えがなく、英語にしやすい二つを選びます。
「新しい料理教室」という活動なら、「いつ行くのか」「何人参加するのか」「何を作るのか」などが候補です。ただし、本文に参加人数が書かれていれば別の観点へ替えます。この確認によって、下線部から外れた質問や重複した質問を防げます。
二つの質問を英文にする3ステップ

ステップ1 答えの種類を決める
「場所を知りたい」ならWhere、「時を知りたい」ならWhen、「数を知りたい」ならHow manyというように、相手に答えてほしい情報から疑問詞を選びます。「楽しいですか」「家から近いですか」のようにYes/Noで答えられる内容なら、be動詞やdoを先頭に置く文が候補になります。
ステップ2 下線部を代名詞に置き換える
物や場所ならit、人が複数ならtheyなど、同じ名詞を長く繰り返さない形にします。ただし、何を指しているか分かりにくい場合は、短い名詞を残した方が安全です。
ステップ3 二つの質問の観点を変える
二つとも時間を聞いたり、ほぼ同じ意味を言い直したりするのは避けます。たとえば活動について、How often do you go there? と Do you go there every week? は答えが重なりやすい組み合わせです。「頻度+一緒に行く人」「場所+できること」のように観点を分けると、別々の具体的な質問になります。
書いた後は、①疑問詞またはbe動詞・助動詞が先頭にあるか、②主語があるか、③動詞の形が合っているか、④疑問符があるか、の順で見直します。難しい単語より、短く完全な疑問文を二つ作ることを優先してください。
家庭でできる「写真一枚・質問二つ」の5分練習

家庭では、毎回Eメール全文を書かなくても練習できます。人物、文房具、公園、スポーツなどが写った写真を一枚選び、次の順で進めてください。
- 写真の中心を「人・物・場所・活動」に分類する
- 知りたい特徴を日本語で三つ書く
- 英語にしやすい二つを選ぶ
- 疑問文に直す
- 二つの観点が重なっていないか確認する
保護者の方は、すぐに正解を教えるより、「その答えは写真や説明にもう出ていない?」「二つ目は別の特徴を聞ける?」と問い返してみてください。英語の誤りを全部直すのではなく、最初は「下線部に関係している」「内容が重ならない」「完全な疑問文である」の三点だけを確認すると、本人も直す場所を理解しやすくなります。
前回の英検準2級Eメールの返信例文と基本構成と組み合わせ、質問作りだけの日と、40〜50語の返信全体を書く日を分けると、負担を抑えながら練習できます。
塾へ相談した方がよい目安

次の状態が続く場合は、疑問文の暗記を増やす前に、どの段階で止まっているかを確認した方がよいでしょう。
- 下線部と関係のない質問を書いてしまう
- 本文に答えが書かれている質問を繰り返す
- 二つの質問がほぼ同じ内容になる
- 日本語では考えられるが疑問文の語順にできない
- 質問作りに時間がかかり、相手への返答まで終わらない
つまずきが「内容を考える段階」なのか「英文へ変える段階」なのかで、必要な練習は異なります。実際の答案を見れば、疑問詞、語順、時制、質問の具体性のどこを優先すべきか整理できます。
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