Eメール本文は読めたのに、返信欄を前にすると最初の一文が思いつかなかった経験はありませんか? 相手への感想だけで語数が止まる、質問につながる材料を見つけられない、という悩みもあります。
この記事を読むと、相手の文から「出来事・相手の気持ち・これから」を拾い、感想・返答・質問へつなげる方法が分かります。内容をゼロから考えず、返信材料を整理できるようになります。
そもそも準2級Eメールで必ず答える内容とは

2026年9月10日に確認した英検公式の準2級問題冊子では、外国人の知り合いから届いた質問に分かりやすく答え、下線部の特徴について具体的な質問を二つ書くよう求めています。語数の目安は40〜50語です。相手のEメールに対応していないと判断された答案は、0点となることがあります。
英検公式「準2級の試験内容」でも、現在のライティングにはEメール返信が1題、意見論述が1題あることを確認できます。
つまり、自由に好きな話を書く問題ではありません。最初に探すべきものは、①相手から受けた質問、②下線部、③その前後にある説明です。この三つを落とさず、相手の話題に沿って返信することが出発点です。
Eメールの内容が思いつかない三つの原因

原因1 自分だけで新しい話を作ろうとする
返信だから何か特別な体験を書かなければならない、と考えると止まりやすくなります。しかし、材料の中心はすでに相手のメールにあります。「楽しそう」「驚いた」「自分もしてみたい」など、相手の話への短い反応から始めれば十分です。
原因2 読んだ直後に英語へ直そうとする
内容と英文を同時に考えると、知らない単語に意識を取られます。まず日本語で「質問への答え」「感想」「聞きたいこと」を一行ずつ決め、その後で知っている英語へ変えましょう。
原因3 下線部だけを見てしまう
下線部だけでは、相手がなぜその話をしたのか分からないことがあります。直前の行にはきっかけ、直後の行には感想や予定が置かれやすいため、前後一文までまとめて読みます。質問作りについては、前回の疑問文を二つ作る考え方も参考にしてください。
相手の文から材料を拾う「三つの箱」

Eメールを読んだら、問題冊子の余白に「出来事・気持ち・これから」の三つを短く書きます。
- 出来事:相手は何をした、何を見た、何を始めたか
- 気持ち:相手は楽しかった、驚いた、難しいと感じたか
- これから:相手は次に何をする、どこへ行く、何を知りたがっているか
たとえば、相手が「学校で園芸クラブに入り、初めて野菜を育てた。収穫が楽しみだ」と書いていたとします。出来事は「園芸クラブ・野菜」、気持ちは「楽しみ」、これからは「収穫」です。ここから、That sounds interesting. のような感想、相手からの質問への答え、野菜の種類や活動日を尋ねる質問へつなげられます。
このとき、英文を長くしようとしないでください。「相手の話への反応」「聞かれたことへの返答」「下線部への質問二つ」がそろっているかを先に確認します。相手が使った簡単な名詞や動詞は、そのまま返信でも活用できます。知らない単語を無理に追加するより、話題のつながりが見える短い文の方が安全です。
家庭でできる「三色・三行」の5分練習

家庭では、毎回40〜50語の答案を完成させなくても構いません。短いEメールを一つ読み、次の順で材料だけを作ります。
- 出来事を青、気持ちを赤、これからを緑で囲む
- 相手の質問への答えを日本語で一行書く
- 相手の話への感想を一行書く
- 下線部について知りたいことを二つ書く
- その四つから、知っている英語で書けるものを選ぶ
保護者の方は英文の正誤をすぐ直すより、「相手は何を伝えたかった?」「その一文は相手の質問に答えている?」「本文のどの言葉から思いついた?」と聞いてください。根拠を本文へ戻して確認する習慣がつくと、テーマが変わっても材料を拾えるようになります。
練習後は、①返答がある、②相手の話題に触れている、③質問が二つある、④40〜50語に近い、の四点だけをチェックします。内容作りと文法修正を別の日に分けると、本人も何を直しているのか理解しやすくなります。
塾へ相談した方がよい目安

次の状態が続く場合は、模範解答を増やす前に、答案を作る過程を確認した方がよいでしょう。
- 毎回、最初の一文を書くまでに時間がかかる
- 相手の質問に答えず、自分の話だけを書いてしまう
- 下線部だけを読み、前後の内容を落とす
- 日本語のメモは作れるが簡単な英語へ変えられない
- 質問を二つ入れると、返答や感想を書く余裕がなくなる
- 添削後も、別のテーマになると同じ所で止まる
SPIREでは完成した英文だけでなく、本文のどこに線を引き、何を日本語でメモしたかまで確認します。読解、内容整理、疑問文、語彙・文法のどこで止まっているかが分かれば、練習も絞れます。
英検対策は、級ごとの出題形式と一人ひとりの課題を理解した英検専門塾で学ぶことが効果的です。SPIREがあなたを合格へ導きます。現在、無料相談を随時受け付けています。

