試験まで約2か月あるのに、毎日何を練習すればよいか決まらず、問題集を気分で進めた経験はありませんか? 書き方を読んでも自力で書けない、本番形式へ移る時期が分からない、という悩みもあります。
この記事を読むと、8週間を「理解・自力で書く・本番に合わせる」の三段階へ分けた家庭学習モデルが分かります。週ごとの目的を決め、現在の力に合わせて学習量を調整できるようになります。
そもそも8週間の学習計画はどう分ける?

英検公式サイトによると、準2級の一次試験では、ライティングに「Eメールへの返信」と「質問に対する意見論述」が1題ずつ出題されます。リーディング・ライティングの試験時間は合わせて80分です。また、意見論述は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で評価されます(2026年9月7日確認)。
そのため、模範解答を読むだけでも、毎回いきなり本番形式で書くだけでも不十分です。次の順序で、できることを増やします。
- 1〜2週目:問題を理解し、意見と材料を決める
- 3〜5週目:理由を説明へ広げ、知っている英語で表す
- 6〜8週目:時間内に2題を書き、見直す
学習日は週4日程度を目安にし、1回20〜30分から始めましょう。部活動や定期テストがある中学生は、毎日長時間取り組む計画より、短い練習を継続できる計画の方が現実的です。週末には、その週に書いた答案を1枚だけ選び、何ができるようになったかを振り返ります。
1〜2週目は、英語を書く前の準備を固める

1週目:問題を短い日本語にする
最初の週は、英文を完成させる量を追いません。QUESTIONを読み、「何について」「何を答える問題か」を短い日本語にします。その後、賛成・反対や自分の意見を一文で決めます。
この段階で問題の条件を外していると、その後に正しい英文を書いても内容がずれます。書き始める前に問いへ答えているかを確認する習慣を優先してください。詳しい手順は問題文を読み違えない3ステップでも解説しています。
2週目:理由を二つ、日本語で作る
2週目は、意見に合う理由を二つ考えます。「便利」「楽しい」だけで止めず、それによって誰がどうなるのかまでメモします。英語が出てこなくても、まず日本語で筋道を作れれば構いません。
1回の練習では、問題を一つ選び、意見・理由1・説明1・理由2・説明2を5行で書きます。完成英文は週の後半からで十分です。書く前の設計図を作れることが、この2週間の到達目標です。
3〜5週目は、理由を広げて簡単な英文にする

3週目:理由のあとに結果か具体例を足す
理由だけを並べると、内容が浅く、語数も不足しやすくなります。そこで「なぜそう言えるのか」「その結果どうなるのか」「例えば誰のどんな場面か」のどれか一つを足します。一つの理由を二文で説明する感覚を身につけます。
4週目:難しい日本語を言い換える
書きたい日本語をそのまま英訳できないときは、辞書で難しい語を探す前に、意味を小さく分けます。例えば抽象的な言葉を「時間を使わない」「家で学べる」のような、主語と動作が見える表現へ変えます。簡単な英語への言い換え方も合わせて練習してください。
5週目:自分専用の言い直しノートを作る
添削された答案は、正解を書き写して終わりにしません。「自分が書いた文」「直した文」「間違いの種類」の3点を残します。翌日に同じ内容を見ずに書き直し、週末に別のテーマで同じ表現を使います。覚える表現を増やすより、使える表現を少しずつ増やす週です。
6〜8週目は、時間を測って本番形式へ近づける

6週目:意見論述を時間内に書く
ここからタイマーを使います。最初は少し余裕のある時間を設定し、「問題理解→日本語メモ→英文→見直し」の順を崩さずに書きます。時間を縮めることより、どこに時間がかかったかを記録することが大切です。
7週目:Eメールと意見論述を続けて解く
準2級のライティングは2題です。片方だけを練習していると、本番で集中力や時間配分に戸惑います。7週目からは公式の出題形式を確認し、2題を一続きで解く日を作ります。市販教材を使う場合も、最新版で現行形式に対応しているかを確認してください。
8週目:新しい知識より再現性を優先する
最後の週は、新しいテンプレートを大量に増やしません。過去に直した答案をもう一度書き、主語と動詞、単数・複数、時制、スペルを順番に見直します。自分がよく間違える項目を一枚のチェック表にまとめ、本番でも使える確認順を固定します。
保護者が見るのは勉強時間より「止まる場所」

保護者の方が毎回答案を採点する必要はありません。次の三つを週に一度確認してみてください。
- 問題を読んだあと、自分の意見を言えるか
- 二つの理由に違いがあり、説明まで付いているか
- 添削された間違いを、次の答案で直そうとしているか
「今日は何分勉強したの?」だけでは、つまずきは見えません。「今日は、考えるところと英語にするところのどちらで止まった?」と聞くと、次に必要な練習を判断しやすくなります。
一方、2〜3週間続けても理由を作れない、日本語メモはできるのに英文へ変えられない、添削後も同じ誤りが減らない場合は、学習量ではなく方法を見直す段階です。現在の答案をもとに、問題理解・発想・語彙・文法のどこで止まっているかを第三者に見てもらうと、8週間の配分を本人に合わせて調整できます。
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試験形式・採点観点は2026年9月7日に、英検公式「準2級の試験内容」、英検公式「ライティングテストの採点観点」、英検公式「準2級問題冊子」で確認しました。

